ゲームプランナーはブラック その実情
私はゲーム業界でゲームプランナー及びディレクターとして約9年間働いています。
ゲーム業界の実情も含めて本当にブラックなのか紹介します。
結局ブラックなの?
ブラックだと覚悟したほうがいいです。
ブラックと言われるなら大体この辺だと思います。
では実際のゲーム業界ではどうなのか、私の経験ベースで書いてみます。
※あくまでも私の経験なので、必ずしもこうであるという話ではないことをご注意ください!
長時間労働・過重労働
実際のブラック度は時期やプロジェクトによりますが、基本的にきついです。
コンシューマ系の場合はゲーム完成直前は本当に激務です。数週間家に帰らずに仕事をしていたというレジェンドも知り合いにいます。
オンラインゲームやソーシャルゲームの場合は常時大変なことが多いです。
私自身、月に数十億売り上げるタイトルの運営もしましたが、毎週のようにアップデートがあり、ほぼ毎日納期に追われながら仕事をしていました。しかも不具合があれば呼び出されて対応。
一時期は毎月100時間以上残業をしてました。
そもそもゲーム開発に終わりはなく、突き詰めてクオリティを上げ続けようと思えばできます。しかしながらそこに納期があるので、それまでにできる限り良いものを作ろうと思うと残業が増えるのも仕方ないのかなと思います。
どのプロジェクトであっても大なり小なり残業や休日出勤はあるので、比較的ブラック度は高いと思います。
ただし、割と休みはとれます。
比較的休日は自由にとれています。時期にもよりますが、「今日体調悪いし休みます!」も許されます。
もちろん繁忙期などどうしても休めない時期はありますが、それ以外なら休めます。
オンラインゲーム担当の場合はチームメンバーと休む日を調整する必要があるので、若干自由度は減るものの基本的には休めると思います。
給料が低い
実力によって大きく変わります。
ゲーム業界で9年働いていますが、同期の人間と自分の給与でも年収200万くらいの差が出ています。
同年代の平均年収でいってもかなり高いほうくらいにはもらえています。
1プランナーとしてだけでなく、ディレクターやプロデューサーとしてステップアップしていければぐっと給与は上がります。
また、担当タイトルがヒットすればインセンティブなど払われることがあるので、実力と共に運にも左右されます。
ちなみに大抵のゲーム会社はみなし残業制をとっているので、40~45時間くらいは残業代は出ません。それ以上残業したらちゃんと出ます。
パワハラ
やばいです。
過去に言われた言葉としては「早くプランナーやめなよ!」「死んだ方がいいと思う(笑)」などなど…。
最近はポジションも上がってきたことと時代が変わってきたこともあり、ひどいことは言われなくなりましたが、新人の頃は散々色んなことを言われました。
それでも一定の精神的な打たれ強さがないとやっていけないと思います。
最後に
実力と運がよければ給与はいっぱいもらえますが、残業とパワハラは覚悟してください!
実力主義であり、パワハラも横行する業界なので、ゲームプランナーがブラックと言われるのも仕方ないのかなと思います。
それでもやはり作ったゲームを遊んでもらって楽しいと言ってもらったときの喜びは凄まじいです。やりがいという意味ではこの仕事を勝るものはなかなかないかなと。
会社やプロジェクトによるので一概には言えませんが、私の経験ベースで紹介させていただきました~。